言葉の大切さ

トマーシュです。

 

10年以上同じ企業で働いていて実感していることがあります。それは、言葉の大切さです。言霊ともいうのでしょうか?今まであまり気にしてきませんでしたが、ここ最近は言葉の威力をものすごく感じています。

 

 

私の周りにいる先輩方、上司は決して言葉使いの良いほうではありません。(批判するようで申し訳ないのですが・・・)私の所属はグループ会社の中でも一番小さな規模の会社、部署です。そしてこの10年間同じ人をずっと見てきました。

 

 

私が新人の頃はそれは色々と教えていただきました。仕事のことはもちろん、人生のことや飲み会のあれこれ・・・私は運動部の出身で、上の言うことは信じて従ってきました。今、振り返れば、パワハラじゃないか?と思えることがたくさんあったにもかかわらず・・・

 

 

ある上司の方は飲みに行くと

 

「この俺と飲みに行けるなんてとてもありがたいことなんだぞ。」

 

「この俺と飲んでるなんて他の人が知ったら羨ましがるぞ。そのくらい俺はすごいんだ。」

 

「この俺に逆らったら終わりだからな。」

 

 

なんて、ドン引きしてしまうようなことを真顔で言ってました。

 

 

また、ある先輩は私に

 

 

「コミュニケーション能力がない。」

 

「馬鹿」

 

「お前なんて会社では空気みたいな存在なんだよ。」

 

「お前、気持ち悪いんだよ。」

 

書いていたらきりがないくらい他にも色々言われました。ちなみにその先輩は、とある飲み会の席で私の身体的特徴を馬鹿にし、大声で笑い、さらに翌日にそのネタを引きずって仕事中にも馬鹿にしてきた結果・・・2週間ほど声を失いました。自業自得ですね。ちなみに、上に書いた上司は見てみぬふりでしたよ。

 

まぁ、これだけじゃないんですが、こんなことが日常茶飯事でした。よく通勤してたねって話ですが、私はとても負けず嫌いで、上のようなことを言われても「そんなことない!」と強く思い、異業種交流会に出掛けたり、セミナーに参加したり、様々な場に出て行って良い人たちから刺激を受けていました。

 

月日は流れて・・・今、その人達がどのような風になっているかというと、上司は部下からの信頼を失い、タメ口で話される始末・・・本当なら自分が指示をして引っ張っていかなくてはいけない立場なのに下の人間から操られています。私は入社時と部署が変わったので操ってはいませんが、同じ会社にいるのでそんな上司を悲しい目で見つめながら仕事をしています。まぁ部下だったとしても、タメ口とかきかないですけどね。

 

また、声の枯れてしまった先輩は、やっぱり後輩たちと信頼関係が築けず避けられています。好意的に見える後輩もいますが、後輩に誘われて飲みに行くとやっぱりよく思ってないんだなって思います。

 

これ、自分の3~4歳上の先輩、上司の話ではなく、10とか20以上離れてる人の話です。

 

私は20代の頃、そんな人達と一緒に過ごして、30代を迎えて(結構最近まで後輩ができず一人ぼっちでやってました)自分がどんな風にこれからの人生を過ごして行ったらいいのかがよくわかりました。

 

 

言葉は、絶対自分のところに返ってきます。

 

 

もし、汚い言葉を向けられても自分を見失わないでください。苦しかったら逃げてもいいです。私は運よく耐えることができて、この事実を実感できたから力を込めて言います。

 

 

言葉は本当に大切です。